ティーバッグのお茶に合うお菓子
「菓子の絵」は本能寺の変のとき消滅しました。
しかしある記録が残っていて、これによると菓子の始めは、みな果物ばかりだったことがわかります。
今はティーバッグで入れたお茶に果物をあわせることはなかなかありませんよね。
当時は、甘味などは自然の味をとっていたのです。
柿、栗の木の実などは、現代までも自然の風味のよさを茶菓子に伝えてくれています。
餅類などは無味なものであるため、公のころには、茶の湯などには特に貴重な舶来の砂糖が敷砂糖として添えられたとあります。
これは貴族間の書院の茶に使用されたもので、封建制度の貴人とお相伴衆の間に区別があった時代に行なわれたもの。
砂糖が珍味として貴人の間で重一宝に使用されていたのは、砂糖がまだわが国への輪入量が少なく、献上品に過ぎなかったためでしょう。
もともと茶に対する菓子という言葉は、砂糖が民間に行き渡るようになり、製菓が世の中に現われてからのことです。