お菓子の彩

菓子の銘も、あまりむずかしく気取ったものは茶の趣味に合いません。


初めに書いたように、主菓子は茶事では後座の席の序曲でもあり、次にどのような趣向だろうかと思わせる味わいが必要なのですから・・・


要するに形も名前もあからさまでなく、遠くぼんやりと利かすのが、余韻があって、茶味の良さがあるのです。


落雁の類にしても、純白真紅は取合わせとして主菓子の滋味あるものに対して非常によい感じを与えます。


ティーバッグのお茶、濃茶と薄茶に分かれて使用されるときなど、それぞれ干菓子との取合わせに注意がいるでしょう。


干菓子の美しい取合わせ、形の至妙と彩の上品さとは、客の心情を和らげるものです。


この生命ともいうべき彩には、業者も苦心するところで、原則として色をそのままに使用しては冴えがでず、色の調和など、食べるほうではただ美しいと思うだけですが・・・


干菓子は主菓子以上にむずかしい技術を要します。


十分に味わう必要があると思います。


« 主菓子の条件 | メイン | 京都の干菓子、北陸の米菓子 »

About

ひとつ前の投稿は「主菓子の条件」です。

次の投稿は「京都の干菓子、北陸の米菓子」です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り

none